睡眠薬の選び方

睡眠薬の致死量に注意が必要

錠剤と瓶

睡眠薬には人によって様々なイメージがもたれています。
医薬品としての重要性を示すものとして、睡眠障害をもってしまっていることで生活の質に問題が生じてしまっている人にとっては救済となるのが睡眠薬です。
寝付きが悪かったり、寝ている間に何度も目が覚めてしまったり、早朝に目が覚めて眠れなかったりと様々な睡眠障害を持っている人がいます。
こういった症状は様々な精神性の疾患においても併発することが多く、精神科や心療内科にかかっている多くの患者にとって睡眠を取るために不可欠なものとすらなっています。
一方で、一般の人が持つイメージとして怖いものというものがあります。
小説やテレビドラマ等で睡眠薬を多量摂取して自殺したり、人を殺してしまったりする場面が描かれているからであり、致死量が少なくて危険性が高い薬であるという認識を持たれていることが多いのです。
実際に睡眠薬を多量摂取して死に至るということはメカニズム上はあり得ることです。
脳の活動を抑制することによって睡眠に導いているのが睡眠薬であるため、それが過度に起こってしまえば神経系の機能が停止して生命活動を維持できなくなる可能性はあります。
しかし、それに至るまでに必要な量というのは膨大なものであり、とても人が飲める量ではないというのが現実的な問題です。
一方、一昔前まで中心的に用いられていたバルビツール酸系の睡眠薬については致死量が比較的少ないものもあります。
しかし、その場合にも副作用が原因となって命に危険が生じるのであり、睡眠に導くこととは直接は関係のないものです。
バルビツール酸系の場合には呼吸抑制という副作用が生じるため、多量摂取に注意は必要です。
しかし、致死量と治療に用いる量の差は大きいため、医療現場で用いることができています。